2011年11月4日金曜日

「気」ってなんだろう?

今日は少し東洋医学の話をしましょう。
このブログでもよく出てくる、「気」と言うのは一体何でしょう?

肉体が生命体として、活動できるのは、「気」と言うエネルギーがあるからです。
「気」には、生まれたときに、母親から受け継がれる「先天の気」と言うエネルギーと、
食べ物や、呼吸によってとりいれられる空気によって作られる「後天の気」と言うエネルギーがあります。

「気」は目に見えません。
車のエンジンが、ガソリンを燃やして熱を作り出しますよね、その時に出るエネルギーで、車を走らせています。
そのエネルギーと同じようなものだと、イメージしてみてください。

ガソリンの代わりに私たちは、食べ物と呼吸で得た空気を元に「気」=エろルギーを発生させて、
身体の成長や身体の機能を動かしています。
また、「気」は、皮膚の下を巡っていて、外から病気の元など、身体に不必要なものが入ってこないようにしたり、
汗のでる量を調整したり、血液や栄養など、身体に必要なものが外に出て行かないようにしています。
また、血液や津液(しんえき)という、身体を養う成分も、「気」が作りだし、それが身体中を巡るのを導いています。

ですから、もし「気」がたりなくなると、これらの機能が低下して、
風邪をひきやすくなったり、身体の動きが鈍くなって、「疲れやすい」「だるい」「立ちくらみがする」とか、
不必要に汗をかいたり、すぐに内出血を起こしたり、手足が冷えたり・・・といった、よく効く症状を引き起こします。

最初にお話しした通り、「気」の元は、食べ物から作られます。
ですから、お腹の調子が「気」の生成に大きな影響を及ぼします。
だからお腹のことを、私たちはもっと大切に扱わなければなりません。

夜中に食べたり、過食、刺激物をたくさん摂ったり、冷たいものを食べたり・・・。
お腹に負担をあまりかけると、「気」の生成がうまくできなくなり、お腹だけでなく身体全身の不調をつくりだし、
病気の元を呼びこんでしまうのですから、常にお腹を温め、お腹に負担をかけないことが、
一番の健康法だと言えるのかもしれません。

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