2011年11月11日金曜日

冬のすごし方

立冬を過ぎたら、急に冬になりました。
今年の冬は一体どんな冬になるでしょう。
自然界には次世代へ生命をつなぐためのリズムがあり、生命はみなそのリズムに合わせて身体を変化させています。
東洋医学ではその変化を重視していて、四季折々の自然のサイクルに合わせて生活することをとても大切に考えています。

「冬」は東洋医学的に見ると、「蔵」の季節と言います。
エネルギーを発散させて活発に活動していた春夏から一転して、秋冬はエネルギーをためる時期で、
秋はその準備期間だったことは前にお話しました。

この時期に春夏と同じようにエネルギーを発散させてしまうと、「熱」を寒さに奪われ、生命力をどんどん消費してしまいます。
身体はこれを避けるために、「気」の流れを身体の内側に引きとどめ、生命力の無駄な消費を防ぎます。
また、休息をとることで身体の機能の疲れや不具合を修復させています。
身体は自らメンテナンスをして、消費したエネルギーを蓄えることで、翌年の春、また元気に活動できるように備えるのです。

活動は、昼間の太陽が出ている時に、適度な運動をして、
夜更かしや早起きをしすぎて厳しい寒さに身をさらすことは避けましょう。

寒さの中での活動は、身体の熱を保持するだけでも、他の季節よりも余分に消耗します。
ですから、運動をしても四季の中で一番エネルギーを消耗させるため、「冬こそダイエットの季節」と言われたりもしますが、
蓄えなければならない時に蓄えず、逆に消費していくわけですから、本来やるべき冬の養生と逆のことをすることになります。
これは、溜まった贅肉と一緒に、生命力も削ってしまうことになるので、私はお勧めできません。
いくら身体がスリムなって美しくなったとしても、生命力まで細くしてしまっては意味がありませんから。

季節の移り変わりは、そのまま身体の移り変わりです
人の身体も自然のサイクルに合わせて動いています。
今だけのことを考えず、来年また元気に春夏を過ごせるように、冬には冬にあった過ごし方をお勧めします。

また、暖房をかけ過ぎると、体表の毛穴が開いてエネルギーの発散を却って強めてしまいます。
部屋を暖かくするよりも、衣服の工夫で、身体の表面から熱を逃がさないことが大切です。

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