2012年1月6日金曜日

七草がゆ



あけましておめでとうございます。
今年も、よろしくお願いします。

明日は1月7日。
お正月気分も終わり、今朝は七草がゆを作って食べた方も多いのではないでしょうか?
七草がゆ。
お正月のおせちやご馳走で弱ってきた胃腸を整えるために食べると言われていますが、
七草には、一体どんな効能があるのでしょう?

セリ:解熱、健胃、整腸、去痰、肝臓の回復、降圧作用がある。
ナズナ:解熱、利尿作用がある。肝臓の回復にも。
ゴギョウ:去痰、咳に効果があり、気管支炎や扁桃腺炎の予防にも。
ハコベ(ラ):歯槽膿漏に効果がある。
ホトケノザ:解熱、解毒作用
スズナ(カブ):七草では小カブの葉を使う。利尿、便秘に効果。心の安定、
          そばかす、ひびやあかぎれ予防。ミネラルが豊富。
スズシロ(ダイコン):小型のネズミ大根を使う。食欲増進、利尿作用

七草は、その辺に生えている雑草の仲間で、西洋的に言えば「ハーブ」。
ビタミンが豊富で、さまざまな効能があります。
また、冬の寒さにも打ち勝って生息する強い生命力をもち、
それを食することによって邪気を払い、その年の無病息災を願います。

中国では昔から「医食同源」の思想があり、食を通じて健康面を気をつける習慣が根付いています。
七草に限らず、食べ物は全て身体を動かすための原動力となります。
昔ながらの伝統を受け継ぎながら、私たちも、無意識に食事をするのではなく、
食物が身体にどんな働きをするか考えてみることが大切だと思います。

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