2013年2月22日金曜日

春に向かって恋せよ乙女

寒い寒いといいながら、2月ももうあと1週間で終わり。
大学受験も、高校受験もそろそろ終わりに近づき、
それぞれの成果に、泣いたり喜んだり。

梅のつぼみもほころび、それでも春はもうそこまで来ています。

私事ですが、先週、韓国に行ってきました。
ここのところ定期的に訪韓していたのに、バタバタしていて行けなったこともあって、
どうしても行きたくなって、お休みをいただき行かせてもらいました。
いや~本当に楽しかったです。

若返りの秘訣は、「恋をすること。」と言いますが、
本当にそのとおりだと思います。

本当の恋愛と言うわけではないけど、好きな人(俳優さん)を想ったり、
好きなことに没頭しながら、気の合う人たちと話をしたり、おいしいものを食べたり・・・。

温泉に入ってきたわけじゃないのに、帰ってきたらなんだかお肌はつるつるん。
気分も上がり調子で元気になって、肩こりなんかも解消されてたりして。
日ごろのストレスから、すっきりリフレッシュされたような気分です。

科学的にも、人は好きな人やものを見ると、「ドーパミン」や「セロトニン」といった
脳内伝達物質がたくさん出てくるそうです。

その分泌が増えると、気持ちがうきうきしたり、やる気が出たりするのです。
「ドーパミン」は、幸せな気分にさせてくれるし、
「セロトニン」は気持ちを明るくさせる働きがありますから、
いつも笑顔でいられるし、笑顔は、あごの筋肉が引き上げられるので、
首肩の筋肉のコリを予防することができます。

また、「アドレナリン」は、ドキドキときめきを、
「オキシトシン」は、「幸福ホルモン」と呼ばれ、
脳のストレスを受け流し、心を安定させてくれます。
また、「オキシトシン」は、「セロトニン」を活性化させます。

そして感情が豊かになると、情動をつかさどる視床下部も活発に動き始めます。
ここは、女性ホルモンの分泌も司っているので、
活性化すると、女性ホルモンの分泌もスムーズになります。
分泌される女性ホルモン「エストロゲン」は、美容ホルモンでもありますから、
肌の張りや艶も良くなり、ボディラインも女性らしい柔らかなラインに少なからず貢献します。

どんなことでもいいんです。
日々の生活に流されないで、「好き」と言う気持ちに目を向けてみませんか?
ほんの些細なものに、ほんの少しの時間気持ちを傾けるだけで、ストレスから開放されて、
幸せな気分になれること間違いなしです。

でも、何事も適度が肝心。
想いが強くなりすぎて、興奮が高まると却ってストレスを増します。
「アドレナリン」が過度に強まると、緊張が高まり、
イライラしやすくなり、筋肉が硬直します。
すると、肩こりが起こったり、顔がこわばりしわが出やすくなりますので、ご注意。
 

2013年2月8日金曜日

立春です。

節分も終わり、2月4日は立春でした。
昨日は、東北地方を中心に「春一番」が吹き、そのほかの地方でも強い風が吹いています。
日本ではなじみが薄いですが、明日2月9日は、旧正月で、中国圏や韓国では新年を祝います。
暦の上では、新しい季節の到来です。

春といっても、まだ春の最初。
実際には、まだまだ寒い日が続きます。

それでも、身体も少しずつ冬眠(笑)から目覚めて、
これからやってくる新しい活動期への準備を始めます。
今までのように、寒いからといってネコのようにコタツで丸くなっていては、
春を迎える準備ができません。
でも、だからと言って薄着になって、外を走り回るのもお勧めできません。
では、春の初めのこの時期、どうやって過ごせばいいでしょうか?

冬は休息期で、身体は最低限の活動で動いて、
身体のメンテナンスを行い、新しい季節に活動するためのエネルギーを蓄えています。

一方、春は活動期になりますから、身体はがらりと変わります。
身を縮めていた筋肉や肌が少しずつ緩み、動きやすい状態になり、
内に秘めていたエネルギーを発散させて動きを活発にさせます。
しかし、まだ外は寒いですから、直接冷たい風に当たってしまうと、
開き始めた毛穴から、容易に風邪の侵入を許してしまいます。

また、身体を活動させるためには、陽気と言う温かいプラスのエネルギーが必要です。
身体に蓄えていたエネルギーは、陰気という冷たいマイナスのエネルギーですから、
そのエネルギーを温めて、陽気に変える必要があります。

ですから、身体を冷やしてしまうと、陰気を陽気に変えることができず、
うまく活動期の身体に変えることができません。

ですから、春が近づいたからといって、薄着にならず、
しっかりと防寒をして、身体を守りましょう。

また、活動エネルギーは、身体の内側から外へ伸びやかに流れていきます。
春のエネルギーは、特に、新芽が伸びるように伸びやかに流れるので、
抑えられたりすることを嫌います。
ですから、きつい服などではなく、ゆったりとした服を着て、
リラックスして春のエネルギーが流れやすくしましょう。

この時期は、寒暖の差が大きく、身体がそれについていくのも大変です。
この季節とうまく付き合うには、特に意識して生活しなくてはなりません。

めまいや頭痛、のぼせなどは、
この春のエネルギーをうまく調整できないために、起こりやすい症状です。
こんなときは、身体を締める物を緩め、お腹を温めてゆっくり深呼吸してみましょう。
春のエネルギーの巡りがよくなり、身体が少しずつ楽になるでしょう。





2013年2月1日金曜日

2月3日は豆まきをしましょう。

お正月が来たと思ったら、もう2月です。
寒い冬も、日々春に向かって進んでいます。

2月3日は節分ですね。
皆さんのおうちでは、豆まきをしたり、恵方巻きを食べたりするのでしょうか?

節分と言うのは、本来「季節を分ける」(字のまんまですね)
つまり、季節の変わり目の節日を指し、
立春、立夏、立秋、立冬それぞれの前日にあるものでした。
そして、冬から春になるこの時期を1年の境と考えられ、
立春の前日は、現在の大晦日にあたり、平安時代の宮中では、陰陽師らによって、
旧年の厄や災難を祓い清める儀式がありました。

節分に豆をまくようになったのは、室町時代以降で、
中国の習俗が伝わったものだとされています。

豆は「魔滅」に通じ、無病息災を祈る意味があるのです。
ただ、投げる豆は必ず炒った豆でなくてはなりません。
生の豆を投げると、拾い忘れた豆から芽が出てしまうと、縁起が悪いからです。

そして、「炒る」は「射る」にも通じ、
東洋医学でよく使われる陰陽五行の法則
(全ての自然の道理は木、火、土、金、水の5元素に分類される)により、
厄病は、金(硬い、冷たい、固まる)に分類されます。これが鬼にたとえられます。

一方、「火」は、「金」を溶かすことができることから、
「火」は「金」の作用を消すことができます。(なんだかじゃんけんみたいな法則でしょ?)

「豆」は、「魔目」に通じ、堅い大豆は「金」とされます。
なので、それを「火」で炒って、鬼(金)に投げつけたり、外に投げるたりして、
最後は人間が食べてしまうと言うことで、「魔滅」となり、厄病を退治するわけです。

昔の人の考えって、すごいこじつけですよね。
こういう由来を聞くと、ほほえましくて笑ってしまいますが、
実際、この時期はインフルエンザや風邪が流行し、
寒さからで呼吸器などの不調が出やすい時期です。

「金」の厄病は、呼吸器系の症状にあたり、その症状を緩和させるためには
身体を温め(火)身体を活性化させて抵抗力を高めると言う点でも、
この時期にお祓いをすることで、風邪を引かないように注意するということからも、
ただ単なるこじつけではなく、理にかなっていると言えるでしょう。

今年も、ただいまインフルエンザ蔓延中です。
元気よく豆をまいて、インフルエンザなんてふっ飛ばしましょう。