2013年8月9日金曜日

今年も立秋を過ぎました。

毎日暑い日が続いています。

今日あたりから夏休みになる職場も多いようで、朝の電車の中も少し空いているみたい。
そのかわり、大きな鞄やトランクを持つ人の数が増えているような気もします。
空港や新幹線のホームは、大賑わいになっているのでしょうか。

暑い暑いと、唸りながら気がつけばもう8月も半ばに差し掛かり、
暦の上では秋となりました。

折りしもおとといの立秋は、北から南まで厳しい暑さに見舞われ、
真夏日地点は、全国のアメダス地点の70%以上になり、今年最多数をカウントしたそうです。
韓国や台湾でも、軒並み最高気温を更新して、昨日の台湾は39,5℃。
ドイツもフランスも、異常な暑さとスコールのような雨が降って、世界的に異常気象になっています。
いったい、このヒートアイランド現象はどこまで続くのでしょう。

しかし、これだけ暑くても、身体は確実に秋に向かって調節を始めています。
暑いからといって、いつまでも真夏と同じ生活をしていると、
次の季節に対応できずに、大きく体調を崩す原因になります。

気温は高くても、太陽の傾きがだんだん低くなっていきますから、
身体もそれに反応して、秋の身体に変わっていきます。

夏は活動期で、エネルギーを放出していましたが、
秋は、冬に向けて、エネルギーを放出しないように、身体を締めます。
そこで、冷たいものをたくさん食べたり、キンキンに冷えたクーラーの部屋で過ごしてしまうと、
冷えを身体の中に溜め込んでしまいますので、
冷えていく季節になる前に、冷えた身体を作ってしまいます。

東洋医学では、秋は肺の機能が不安定になるといわれます。
肺は、冷えと乾燥を嫌います。
立秋以降は、冷えを取り込んだり、冷たい風を肌に当てたりすると、
肺が敏感に反応して、鼻や咳風邪を引き起こしたり、
喘息を持っている人は、喘息発作を起こしやすくなります。

秋は体調を崩しやすく、ひどい風邪を引いたりしますが、
今のこの時期に、冷えを体に取り込んでしまうと、いわゆる「秋の大風邪」を引いてしまいます。

暑いからといっても、もうアイスやカキ氷を食べるのはおしまい。
お腹を冷やさないように、お腹にタオルを入れたり下着をしっかり寝巻きのズボンに入れる。
短パンはやめて長いズボンを履くなど、
直接冷たい風に肌を晒さないように注意しましょう。

また、肺機能を高める味は「辛」。
「辛」は、冷えを排出して、身体を温めます。
そして、夏の暑さに肝の機能も傷めやすいので、
肝を補う味「酸」をプラスするのがいいでしょう。

ってことで、おススメは「夏野菜のカレー」
旬のトマトを入れて、程よい酸味とスパイシーな香辛料。
おいしく食べて、残暑を乗り切りましょう。
あ、これにピクルスやらっきょ漬けなんかもつけると、更に効果倍増ですよ。




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