2013年9月6日金曜日

お腹ガ弱ったときこそ、お米を見直そう

秋が来ました。
実りの秋、食欲の秋。

しかし、まだ気候は相変わらず暑さも湿度も衰え知らずで、
おまけに台風もこれからがシーズンだし、
夏の疲れも手伝って、お腹の具合も少し弱ってきた方も多いのでは?

季節の変わり目は、お腹の調子を崩しやすいのですが、
夏から秋に移行するこの時期は、体力も消耗しているので、
一度身体を崩すと、なかなか調子がもどりません。

こんなときは無理をせず、いつもより少なめで、消化の良い温かいものを食べて、
お腹を労わってあげましょう。
お腹がすいていなくても、体力をつけるために無理に食べるのは、却って逆効果です。
食欲のないときは、お腹が休ませてくれと訴えているのです。
身体のメッセージを素直に聞いて、身体を休ませることが一番の養生と言えます。

しかし、そこまで行かずとも、少し食欲が落ちていると言うときは、
お腹を刺激せず、効率よく栄養を摂りたいものです。
こんな時にぴったりな食品があります。

それは、ごはん。
炭水化物ダイエットが流行っている今、ごはん離れが加速しています。
こんなことをいうと、時代に逆行しているように思えますが、
ごはん=お米は、昔から日本人には欠かせない主食です。
ですから、日本人の身体に一番なじむ食品なのです。

ごはんは、糖質のかたまりで、ダイエットの敵だと思われていますが、
実はさまざまな栄養素が含まれている、総合食です。

特に、たんぱく質は多く含まれており、昔の日本人には重要なたんぱく源でした。
ご飯に足りないリジン(必須vアミノ酸のひとつで、動物性たんぱく質に多く含まれる)も、
大豆のたんぱく質で補えるので、なじみの深い、ご飯に味噌汁は、実は理想の食事なのです。

また、ビタミンやミネラルに食物繊維と、幅広い栄養素がバランスよく含まれていて、
ご飯一杯でも、効率よく必要な栄養素を摂取することができ、
お腹が弱ったときのおかゆは、身体を滋養するために最も適した料理だといえます。

また、消化吸収率が高く、また持続性もあり、少ない量でも十分お腹も体も満足でき、
しかも、お米に含まれる糖質は、優先的に消費されるエネルギーなのです。

そして、他の炭水化物と異なり、塩分もコレステロールも含んでいませんから、
万人に対して、身体に優しい食品といえるでしょう。

炭水化物は、ダイエットの敵かもしれませんが、
食べ方をちゃんと考えれば、ダイエットの味方にもなります。
なにより、日本人の身体にあった食べ物ですから、身体が疲れたり弱っているときは、
上手に摂取して、健やかな身体を作って欲しいと思います。

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